2026年度入学者の募集が開始しました。詳細は農学部HPに掲載中です。
5月31日にひさかた和紙の里(下久堅地区)で紙漉きの体験をしてきました。
下久堅では・和紙の原料である楮が南向き斜面に自生している・水が豊富で良質である・晴天が多く冬は乾燥傾向にある…などの和紙作りに適した条件が揃っていて、江戸時代より盛んだったそうです。
和紙作りには原料の栽培~紙の仕上と完成まで約20もの工程があり、1枚1枚大変な手間と時間を掛けて丁寧に作られている事を知りました。
今回の私たちの体験はその内の最終工程である紙漉きと乾燥・仕上げです。
作業場には解れた繊維と水、糊の働きをするトロロが入った「舟」と呼ばれる大きなシンクが用意されていました。ここに「すけた」という道具を浮かべて紙を漉いていきます。先生の手本を真似てみますがなかなか簡単にはできず、コツを掴むのにみんな大苦戦しました。その苦戦した形跡(すけたの動かし方によって生まれる繊維の塊やムラ)が和紙に表れて、1枚1枚に個性が出るところにも和紙作りの面白さを感じました。
掃除機で水を吸った後は紙を板に貼り付けて乾燥させます。空気を含まないよう慎重に伸ばしていきます。…1時間ほど待って完成しました!メンバー全員がA3サイズの綺麗な和紙を作ることができました。それも丁寧なご指導と体験前工程の見事な仕事があってこそです。伝統を楽しく学べる貴重な機会になりました!
NEWSに戻る